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日野光治

Author:日野光治
馬鹿と煙は高い所に登る。
しかし高い所に登らなきゃ見えない景色もある。
政治だって『庶民の目線』なんてのがもてはやされてるけど、そういう低い位置からだけしか見ていなければ道を誤る。
ということで、馬鹿は馬鹿なりに今日も好き勝手に政治放談したり山歩きをしてみたりと、気ままに生きてます。

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???宇宙戦艦ヤマト 復活編??? その4

だいぶ期間が開いてしまったうえ、別の話題が挟まってしまったが、宇宙戦艦ヤマト復活編の感想の続きである。上映開始から一ヶ月近く経ってるんだからそろそろけりをつけたいところである。


さて敵要塞を退けたところで、またとんでもない代物が飛び出してくる。敵がいきなり思念体となって出てきやがった。なんじゃこれは?
というかわざわざ思念体になってまで出てきて、捨て台詞のようなものだけ吐いて帰って行ってしまう。何のために出てきたんだ?要塞が異次元に帰って行っただけならば単に通信で捨て台詞を吐けばよいし、自壊したのだとしても死ぬ間際の一言として同様のことは言えるだろう。なんでわざわざお化けにする必要があったのだろう。
というか、物理攻撃の利かなそうな相手に対して、ヤマトをどう戦わせるつもりなのだろう。SUS国人モードのような物理攻撃の利く形態も取れるのだろうけれども、いざという時、物理攻撃の利かない形態になって逃げられたら打つ手がなかろう。ヤマトの魔法攻撃なんぞは見たくないぞ。
異次元世界人の異質さを表現するためとはいえ、あまりにヤマトの世界観に合わない敵ではあるまいか。今までの作品では敵宇宙人の異質さを表現するのにメカデザインを変えることで表現していたわけであるが、今回もそれを踏襲してほしかった。とはいっても星間国家連合加盟国それぞれ別デザインにしたからメカデザインでは異質さが際立てられなかったのか…。


なんとなく戦闘が終わっちゃって、ヤマトは一路地球へ。残っている人たちを収容する。
このとき佐渡先生のフィールドパークからの連絡艇が遭難。古代の娘がのってる!!捜索に向かおうとする若者を押しとどめて自分でコスモゼロに乗って飛び出す古代。いや、自分で飛び出しちゃいかんとは思わないけど、荒天の中での遭難である以上、遭難機がどこまで風に流されたところに落ちているかわからない=捜索範囲が広がるはずであり、若者も捜索に加わらせてもおかしいことはない。まぁそれをせず自分だけで飛び出したのは良いとしよう。問題はこのコスモゼロがVTOLで古代が直接救助しちゃうところである。遭難機を発見した時、改めて救助艇の派遣を要請すると予想していたのだが、二人以上は乗ることのできないコスモゼロでそのまま救助してしまうと、はじめから娘以外は助ける気のない、ろくでもない行動ということになってしまう。

どうでもいいけどコスモゼロ、初期シリーズのが52型で今回のが21型って…。
それにコスモゼロという名称は西暦2200年制式採用される予定で、その年号末尾からつけられた零式宇宙艦上戦闘機の略称である。(ちなみにブラックタイガーは99式宇宙艦上戦闘機、コスモタイガーは01式宇宙艦上戦闘機)
さて今回の舞台は2220年。20年も前の機種を使ってるのか…。コスモパルサーが何年式なのかは知らないが、たとえて言うならば、F-15イーグルが実戦配備されて何年もたっているのにいまだにF-4ファントムを使用しているようなものである。コスモパルサーの生産数が追いついてなくてしかたなく使っているというのならまだしも、ヤマトのみならずブルーノアにも積み込めるくらいの量がある中、こんな古臭い機体を使っている理由がよくわからない。一度コスモタイガー特別仕様機をコスモゼロと呼んだことがあるのに、またもとのコスモゼロに戻ったなんてことは確かに過去作品においてあったが、数年前の機体を使うのと十数年前の機体を使うのでは全然違う。
ファンサービスといえばそれまでだが、あんな後付設定でVTOLにしちゃうのが、果たしてファンの望むことなのだろうか。


地球残留を決断する佐渡先生と真田さん。地球残留自体は別にかまわないのだけれども、その理由がわからない。若い人の席を確保するために年老いた自分の席を譲るとかいうことではないようだし、真田さんも科学者としての立場を貫きたいのならば生き残って見届けなければ筋が通らない。理由もなく死を選ぶのはかっこいいっことではないんだけどなぁ。でもまぁ、真田さんが最後の時を英雄の丘で迎えようとしたのは、らしくて良い。惜しむらくは佐渡先生が英雄の丘にこなかったこと。佐渡先生こそ英雄の丘に真っ先に来てそうに思っていたんだけどなぁ。


地球の最後を感じ取り、異常行動を起こすでもなく整然と並ぶ動物シーン。「あぁ、地球も終わるんだなぁ」と思っていたら、ヤマト環境にさっきのお化けが出てきて「お前たちがブラックホールだと思ってるあれは、実はおれたちの採掘マシンなんだよねwww]とネタばらしをしに来てくれて、「人の作った物なら人に壊せないわけがない」ってことになっちゃった。本当に、このお化け、さっきから何がしたいんだろう。

それで探査したらあっさり人工物を発見。真田さん率いる科学局は一体三年の間何を調べてたんだ?そんなあっさり見つけちゃダメだろ。科学局の探査機の観測地点よりもさらにブラックホールに近づいてやっと見つけることが出来たとか。もちろんそこまでブラックホールに近づくのは相当危険であり、たとえば信濃も特攻艇ではなく特殊観測艇ということにして、この観測のときに不慮の事故でヤマトに戻れなくなってしまったとかのほうが話として面白くできたのではなかろうか。帰艦が不可能となったことを知りながら、そのことをヤマトに気づかれないように淡々と観測データを送り続ける副長。ほら、泣けるじゃないか!!


ブラックホールの人工物の位置を特定したので、それを破壊しようということに。波動砲を撃っても重力の影響で弾道がそれるかもしれない。ならば六発分の波動砲を一挙に撃ったらどうだってことになり、その計算をしたら、真田さんの「こんなこともあろうかと」が炸裂。
しかし普通に考えたら、威力を増したところで弾道が捻じ曲げられる可能性は少なからず残っているわけであり、むしろ、六発の波動砲を一発撃つごとに電算室フル稼働で弾道解析し照準を修正しながら撃っていったほうがはるかに確立が高い作戦といえよう。いや、そのための電算室ではなかろうか。
木星の2倍もあるはずのブラックホールに突入したらその壁面(ブラックホールに壁面なんてあるわけないだろ!!壁面どころか、ここから事象の地平線だという標識すらないんだろ?)にぶつかって第三艦橋大破、サッサと避難すべきなのに「目標まであと三分」とかいうどうでもいい報告をするためにその場に居座って全滅した電算室要員。こんなのは電算室の使い方として間違っている。私だったらこうする。


照準修正しながら5発まで撃ったがまだ敵を破壊できない。
その時ヤマトに大きな衝撃が。

古代 「どうした! なにがあった!」
木下(技師長) 「ブラックホールへ落ちていく小惑星が第三艦橋を直撃した模様。外殻大破」
古代 「電算室、無事か? 応答せよ!!」
折原 「システムに異常なし。弾道解析を続けます」
桜井 「複数の小惑星がさらに接近!」
古代 「いかん!!今ヤマトは回避行動をとれない。電算室要員、直ちに避難せよ!!」
折原 「あなたたち、早く避難しなさい!」
電算ガール 「チーフは?」
折原 「私はまだ避難できないわ。この弾道解析が終わるまでは」
電算ガール 「そんなっ!!それなら私たちも残ります。お手伝いさせてください!!」
折原 「わかったわ。じゃぁ、こっちのデータの解析をお願い」

解析が終了し照準データができたその時、小惑星の第二撃。第三艦橋完全破壊。
上条の操作卓には折原が最後の瞬間に送信した最新の照準データが届いている。

上条 「まほぉぉぉぉぉっ」

波動砲最後の一発を発射。見事に目標を打ち抜く。


折原を含めた電算室要員を全滅させるなんてもったいないことをするのならば、最低でもこのくらいのドラマは見せてほしかったものである。


まぁ、とにかく六発分波動砲で決着をつけることにしたのは不満はあるが、とりあえず良しとしよう。しかしこの六発分波動砲を撃ったらヤマトの船体が持たないかもしれないって時に古代の発した言葉。「生き残るべきはヤマトではなく地球だ!!」。まぁ、言ってることは間違っちゃぁいない。間違っちゃぁいないけど、わざわざ言葉にして言うのは野暮ってもんでしょ。「一発撃てればそれで良い! 総員退艦準備!!」くらいに抑えておいたほうがよほどかっこ良いではないか。恰好良いセリフに関するセンスもないなぁ。


要塞戦以降つじつま合わせもせずに無理やり地球を救うエンディングに持っていくためいろいろ詰め込もうとして破綻したこの作品も、賛否はともかくようやく終了。
その最後の最後で「第一部完」の文字が出てずっこけたり。いや、確かに複線的に使われたシーンがそのままほったらかしになっているところはあるし、そもそも今回、真の敵は撃破していないも同然だし、続編がなければ話にならないとは思うのだが、こんなトンデモヤマトの続編ねぇ…。本当にできるの?
続編を見てみたい気持ちがないわけではないが、これ以上変なヤマトは見たくもない。
続編を作るのなら、今回の作品も一から作り直してもらいたいような気がする。


まだまだ言い足りないところはあったりするが、ひと先ず感想を終わる。
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テーマ : 宇宙戦艦ヤマト
ジャンル : アニメ・コミック

中国で消費者金融が認可されたそうな…

中国で昨年夏あたりから試験的に解禁されたりしていた消費者金融が今年になって認可されたらしい。

何の冗談だ?

昔より「ロシア人は契約を破る常習犯である。中国人は契約の意味すらわかってない」などと言われてしまうような、その中国人相手に金貸し契約など成立するのだろうか。

契約云々以前に、借りた金を律義に返そうなんて殊勝な考えって、中国人とは対極にありそうな気がする。あいにく私には中国人の知り合いがいないので、さまざまな媒体で読んだものや、中国人の知り合いのいる知人から聞いた話でしか判断できないが、「人の物をとるのは悪いこと」というのは辛うじて理解していても(理解していなそうな中国人も多そうだが…)「支払うべきものを支払わないのも悪」ということは理解できていないように感じる。
たとえば無限に電話できちゃう偽造テレカなども「それは泥棒と同じことだよ」と注意したら「泥棒って言うのは人の物をとること。これはお金を払わないだけ!」と逆ギレされちゃうらしい。

もちろん日本人にも借りた物を返さない不届き者がいるわけだから国民性ではなくその個人の資質であると信じたい。しかし、見聞きするのは個人の資質よりも国民性のほうが比重が高いと判断せざるを得ないようなものが多い。はっきり言って中国人だというだけで信用度は低いだろう。

さて信用度の低い相手に対する貸金(ローン)というのはすなわち、アメリカでいうところのサブプライムローンと同様ではなかろうか。アメリカと違うのは、中国では富裕層であっても信用できないという意味においてプライム層がほとんどなく、ローンの大半がサブプライム層を対象としてしまうことである。

さてこのサブプライム層が金を借りる。「中国の景気回復が世界の景気回復の牽引車となる」などと強気のことを考えている中国のこと。今金を借りても、これからどんどん景気が良くなって給料が上がるから返済は可能だなんて言ってどんどん借りてどんどん消費することが推奨される可能性が高い。しかし中国の好景気がいつまで続くのかは分からない。まさにとらぬ狸の皮算用。借りた金を返す気のある者ばかりであったとしてもいずれ破たんするのは目に見えている。それが端から返す気のない者で占められていたら…。
もちろん中国のことだから、先進国なら到底許されないようなえげつない取り立てが行われるであろうが、それでも延滞率が異常に高い、不健全な状況に陥ることは想像に難くない。

アメリカの住宅向けサブプライムローンと、中国のサラ金を単純に比較することはできないにしても、中国の人口というものを加味すると、たとえ一人一人の延滞金額が小さくても、それが数多く集まるのだから、その合計金額は膨大なものになるだろう。その延滞の負担に耐え切れなくなったら…。中国のことだから「破綻」ということにはしないだろうが、負担がなくなるわけではない。
負担が世界中にばらまかれたアメリカサブプライムショックの記憶が残る今、そんな中国の不良債権予備軍を引き受けたいなどと考える企業はなかろうが、中国という国に対する配慮から政治的に引き受けを半ば強制されるような状況は考えられる。そうなれば中国発のサブプライムショックである。世界の景気回復の牽引どころか世界の景気をどん底に突き落とすようなものである。

きちんとした法・制度の整備が十分でないうえ、国民の倫理観向上も十分でないうちに中国でサラ金が始まるというのは、中国人によって世界経済が食いつぶされることと同義にしか見えない。これは現代の蝗害も同然といっても過言ではないのではなかろうか。

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

新年早々…

新年早々にダウン。
38度7分くらいの発熱と頭痛と吐き気で何もする気になれない。
新年からこんな調子とは幸先が悪いなぁ…。
今年はどんな年になるやら。

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