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日野光治

Author:日野光治
馬鹿と煙は高い所に登る。
しかし高い所に登らなきゃ見えない景色もある。
政治だって『庶民の目線』なんてのがもてはやされてるけど、そういう低い位置からだけしか見ていなければ道を誤る。
ということで、馬鹿は馬鹿なりに今日も好き勝手に政治放談したり山歩きをしてみたりと、気ままに生きてます。

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高尾・奥高尾縦走してきた(2)

さて、高尾山を後にして、まずは紅葉台へ。

もうその名前からしてもう紅葉ポイントであろう。
紅葉台
ここには茶店がある。まだ高尾さんを出てからほんの少ししか時間はたっていないが、ここで紅葉を眺めながらの休憩をすることに。
ここの名物はなめこ汁。せっかくだから食べていかなければ。
紅葉台のなめこ汁
ここのなめこ汁は、『大粒なめこ』という名で市販されているものと同じサイズの、やや大きめななめこが使われている。味噌仕立てなのだが、もともと濃い味付けなのか、このときたまたま味が濃くなってしまっていたのかは定かではないが、私にはちょっと塩辛すぎた。奥高尾から高尾山に向かっていく行程で、程よく疲れたところでこの味だったら、あるいはちょうどよく感じられたのかもしれないのだが、今回はあいにく高尾山から出発したばかり。まだまだ疲れていないからねぇ。

高尾山にしろ奥高尾にしろ、紅葉ポイントはあるにせよ、基本が針葉樹林なため、歩いている最中はそれほどもみじは目にしていない。とにかく歩く。
しばらく歩くと一丁平である。ここは桜の名所らしいが、今は桜の季節ではない。それでも何本かもみじもあるし、ちょうど時間も、11時40分と、間もなく昼時ということで、ここで弁当を広げている人も多い。私もここで軽く食事をする。

さて、ここを出発してさらに進む。12時05分に小仏城山に着く。
小仏城山
ここにも茶店があり、なめこ汁がある。
小仏城山のなめこ汁
ここのなめこ汁は市販の粒なめこサイズのなめこと豆腐で、すまし汁仕立て。これはなかなかうまい。これでなめこにもうちょっとこだわりを見せてくれていたら、私の口には一番あっていたかもしれない。

さて先はまだまだ長い。しかしこの小仏城山まではかなり人が多かったのだが、ここから先になるとぐっと人が少なくなる。しかしまだ行程の半分にも達していない。頑張って前進あるのみ。

景信山の近くまで来た時、頭上をヘリが通り過ぎて行った。見てみると消防のヘリである。さらにみていると景信山頂上付近でホバリングしている。何か事故でもあったのだろうか。そののち一度離れてまた戻ってきてホバリング。本当に何かあったのだろうか。

そんなこんなで景信山に到着。まずは景信茶屋へ。さすがに店周辺は人がたくさんいる。
景信茶屋
ここでもなめこ汁。もはや紅葉めぐりの旅ではなくてなめこ汁めぐりの旅である。まぁいいか。キノコの季節だし。
景信茶屋のなめこ汁
ここのなめこ汁は傘の開いた成熟した大きななめこが使われた味噌仕立て。味の濃さもちょうどいい。成熟したなめこって少なくとも我が家の近所では売っているところがないから、これだけでもここまで来たかいがあるというもの。
ちなみにここではなめこ汁だけでなくなめこ自体も売られていた。
なめこ販売
せっかくだから、荷物になってしまうが、家族への土産として購入していくことに。かごや値札の大きさからなめこの大きさがわかるかな?

景信茶屋を後にして、一段上にある景信小屋にも寄っていく。ここには消防の人が数名いた。店で注文したところでヘリが戻ってくる音が聞こえてきて「待って!、来ちゃったから」といってあわてて駆けていく消防の人。この緊張感のなさは、さっきから飛んでいるヘリは何かの事故のために来ていたわけではないということだろうか。
とにかくその消防の人たちのことを見に行く。
消防ヘリ
結局ヘリは消防の人だけを釣り上げて行っちゃった。訓練だったのかな?

さて景信小屋のなめこ汁。
景信小屋のなめこ汁
ここも成熟したなめこが使われている。

さて、景信山を後にし、残り半分を頑張ろうと思ったのだが、ここで左膝に異常が現れ始めてしまった。まだ大したことはないが無理はしない方がよさそうである。ここから先のコースは、正式なコースでは結構登ったり下ったりがあるようなのだが、巻き道(山頂を通らない迂回路)が整備されているので、今回は無理せず比較的平坦な巻き道のほうを通ることにする。

そんなこんなで14時50分に明王峠に到着。夏と違い気温は高くないので水分消費量はだいぶ少なかったのだが、さすがにここまで来ると補給なしでは心もとない。ペットボトルを購入。店の張り紙ではなめこ汁の表示があったのだが、「もう終わっちゃった」とのこと。残念。

足の状態はどうだろう。今回はここまでにした方がよいだろうか?
しばし考えた後、せっかくここまで来たのだから最後まで行こうと決心し、進むことに。

そうしてどうにかこうにか15時30分、陣馬山に到着。
陣馬山
ここには何件も店があるので見て回ったが、なめこ汁の表示が出ている店は見当たらなかった。ネット情報では陣馬山でもなめこ汁をやってる店があったはずなのだが時期・時間がよくなかったのだろうか。

しばらく景色を楽しみながら休憩し、下山することに。
ところがこのくだりが結構急な坂道だったこともあり、とうとう膝が限界を超えちゃった。上りやゆるやかな下りならば痛みはそれほどでもないのだが、この急坂ではかなり痛い。歩けないわけではないがだいぶスピードが落ちてしまった。
それでもまだ明るいうちに茶畑などがある舗装された道まで下りることができた。さらに下れば民家などもあり、道も緩やかな下り坂になった。
しかしここからがまだ長いのである。バス停のあるところまでは相当な距離があるのだ。結局この舗装された緩やかな下り坂の途中であたりは真っ暗になってしまった。まぁ、民家のあるところの道なので街灯などもないわけではない。しかし街中のように短い間隔で設置されているわけではない。ということで持参していたライトを点灯。
まぁ進路を照らすためというよりは、時折通る自動車にこちらの存在を知らせるためって意味もあるし。
しかし、以外とライトをもたずに山に行く人ってのは多いみたいである。私のすぐ後ろに二人組の女性がついてきていたのだが、私は足をかばいながらゆっくり歩いているのに追い越すわけでもなくついてくる。ライトをもっていないようだったから、暗くなったのでライトをもってる人のそばにいようってことだったのだろう。

そんなこんなでやっとバス停にたどり着いたのだが、大体一時間に一本の頻度で来るはずのバスが、なぜかこの17時台だけ一本もないことになっていた。次のバスが来るのを待っていたら一時間半近くになってしまう。それだけの時間があれば駅まで歩けてしまう。ということで仕方がないので歩くことに。足の調子がよいとはいえないのに予定よりも多く歩いちゃったなぁ。

ということでJR藤野駅にで到着して、ようやく無事行程終了。

今回は足の調子が悪くなってしまったこともあって巻き道を利用しての踏破だったが、次に縦走をするときにはまき道を使わずに正規ルートで踏破したいものである。
でも次に高尾・奥高尾に行くのはいつにしょう?

GPSログ20101121
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テーマ : 登山・ハイキング
ジャンル : 旅行

高尾・奥高尾縦走してきた(1)

なんだかんだで一週間たってしまったが、先週21日に、紅葉見物も兼ねて高尾山に行ってきた。
今回は高尾山だけでなく、奥高尾まで足を延ばすことに。

朝7時半、高尾駅。この時間ではまだ多摩・武蔵野御陵は開門していないので、今回は参拝をあきらめ、このまま高尾山に向かうことに。

7時55分ころ高尾山口駅に降り立つ。駅周辺を見回してみると結構木々も色づいているのがわかる。期待しながらまずはケーブルカーの駅に向かう。

高尾山登山口の紅葉
ケーブルカーの駅前ではきれいに色づいたもみじが出迎えてくれている。ちょうど見ごろの時期といってよいだろう。

駅前の紅葉を堪能した後、いよいよ登り始める。山歩きに来ているのに最初からケーブルカーに乗ってしまっては意味がないし、高尾山の効用ポイントの一つである金毘羅台は一号路の途中にある。ということでまずは歩きで登り始める。
一号路を途中まで登ったところで、コースを外れて金毘羅台に向かう。
金毘羅台のイチョウ
ここではイチョウがきれいに色づいていた。
ここから都心方向を眺めてみた。
金毘羅台から都心方向を眺める
靄でかすんでいるけれども、そのかすみがかった中でひときわ高く見えるあの建物が東京スカイツリーであろうか?
写真でもうっすらと写っているけどわかるかな?

金毘羅台から一号路に戻るところにはもみじもあるのだが、こっちの方はちょっと色づきがよくなかったかな。

一号路に戻りさらに登り、ケーブルカーの駅にたどり着く。夏の間はビヤガーデンになっていて自由には立ち入れなかった展望台も、この季節になれば無料で開放されている。登って、しばしあたりの景色を眺める。

しばらく景色を眺めた後、一度ケーブルカーで下まで降りることに。ケーブルカー沿線にも紅葉ポイントがあるらしいから、そこを見物しようというわけである。ケーブルカーはこの時期上りは混んでいるが、下りは、この時間にはまだすいている。乗客は私を含めて4人だけ。しかしケーブルカー沿線の紅葉などは、まだこれからといったところが多い感じ。いい写真は取れなかった。
一度降りた後、今度はリフトで登るこっちの周囲の紅葉もまだ青々としている。

さてリフトで登り、少し歩いてケーブルカーの駅まで戻ってくる。ここから少し進んだところで給水所発見。ちょうどよいので水分補給をすることに。
八王子の酒
いや、これは給水所でもないし水分補給でもないだろ!!
ということで、桑乃都という八王子の地酒の升酒販売である。まだ寺社に参拝する前なのに酒など飲んで良いのかという意見もあろうが、清酒なのだからお神酒だという論理は成り立たないだろうか?
ちなみに写真では中身が少し減っているが、これはテーブルまで運ぶ間にこぼれるのを防ぐために少し飲んだからであり、実際には縁までなみなみと注がれている。

地酒休憩をしたのちさらに進む。夏には男坂を通って登ったので今回は女坂を通る。そして夏のときにはいかなかった仏舎利のほうにも足を延ばしてみる。ここも紅葉ポイント。
高尾山仏舎利
さらにこの建物の裏手に回ると硫黄島戦没者の慰霊碑、支那駐屯歩兵第二連隊の慰霊碑がある。
慰霊碑
仏舎利だけ見て帰ってしまう人も多いと思うが、是非裏に回ってこうした慰霊碑にも手を合わせるようにしたいものである。

さて、さらに進んで薬王院へ、そして権現堂へと向かう。
本殿参道の紅葉
この参道の紅葉も良い感じ。

そして夏には写真を撮り忘れた高尾山の浅間神社。
高尾山浅間神社

そしてようやく高尾山山頂に着く。時間は10時50分。
事前情報では山頂付近では既に散り始めているとの情報もあったのだが、そんな散っているという印象はない。まだまだいい感じ。
高尾山山頂の紅葉1
しかし人が多いなぁ。

さて、恒例の「富士山見えるかな?」
当然と言おうかなんと言おうか
富士山はやはり見えない
やっぱり雲で富士山は見えない。もう、本当にお約束だねぇ。

高尾山山頂の紅葉2

さて、今回はこの高尾山山頂が目的地ではない。これから奥高尾を縦走しようというのだ。もみじの下を通っていざとなりの山へ。
というところでいったん終了、次回に続く。

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ブログ更新予定

ブログ更新は順調に・・・遅れてます。
でも二・三日のうちには時間を取れるようになるんじゃないかなぁ。やってるオンラインゲームのほうでの爆弾発言の余波が収まるころには何とかなると思いたい。

で、まずは、21日に行ってきた、高尾山紅葉狩りについてが最優先かな。その次にはサクラ大戦の新ゲームについて(というかオンラインゲーム)についても書いておきたい。そうこうしている間に月が変わっちゃいそうだな…。

蒟蒻ゼリー

蒟蒻ゼリーによる死亡事故に関する裁判で「製品の安全性に欠陥はない」との判断が下された。

まぁ当然であろう。十数年前ならいざ知らず、蒟蒻ゼリーによる事故のことはさんざん報道されてきているし、製品にもその危険性は表示されている。

弁護人は裁判所が「多くの消費者がこんにゃくゼリーの危険性を認識している」との見方を示したことについて、「事実誤認だ。男児の祖母は危険性を知らないからこそ孫に与えた。まだ十分危険性が国民に認識されていない」と話しているらしいが、馬鹿を言っちゃいけない。こんなときに危険を知っていたけど与えたなんて証言する馬鹿がどこにいる。危険性を知らせる表示がでかでかと書いてあるのに気付かないわけがあるまい。
そう、危険性を知っていたのである。そのうえで「うちに限ってそんな事故にあうわけがない」という勝手な思い込みをして事故にあったのであろう。これは完全に消費者側の問題。やりきれない思いをぶつける相手が欲しいのは分からないでもないが、自らの過失を他者に転嫁しようというのは間違いであろう。

たとえば餅をのどに詰まらせて死ぬ人は毎年いる。餅がのどに詰まる危険性については国民の多数に認識されてはいるが、その危険性の表示などされていない。
さらに言えばパンをのどに詰まらせた死亡事故もある。しかしパンの危険性など国民は認識しているとはいえないだろう。当然その危険性に関する表示などもない。ではパンで死亡事故が起きた時、パンの製造者・販売者を訴えるなんてことをしている人がいるだろうか?
飴をのどに詰まらせる人もいるがそれはどうだろう。

蒟蒻ゼリーはまだ歴史が浅い食品であるがゆえに、『危険性が国民に認識されてない』などと強弁できるのだろうが、そう遠くないうちに、蒟蒻ゼリー事故で裁判を起こすことが、パンで事故を起こして裁判を起こすのと同様のバカげた行為であるという認識のほうが国民に広がるのではなかろうか。

尖閣問題の陰でこっそりと

テレビのニュースなどでは尖閣諸島沖当たり屋事件の映像が流出した問題ばかり取り上げているような印象を受けるのだが、こんなこともニュースもあった。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/101105/kor1011051043001-n1.htm

朝鮮学校が高校無償化の対象となることを決定したという。
馬鹿な決定をしたものである。

そもそもこの件については保守派もアホなことを言っているおかげで論点がぼけてしまっている。朝鮮学校が無償化の対象外であるべきなのは、『反日的な教育をしている』からなどではない。朝鮮学校以上に反日的な教育を行っている日本の高校がないとはいえないのに、そんな高校でも無償化の対象であることを考えればすぐわかるだろう。問題の論点は、朝鮮学校の法的立場が高校ではないということなのだ。法的には専門学校などと同様の各種学校ということになっている。そこに民族差別などは関係ないのである。
つまりもし朝鮮学校も高校無償化の対象に含めるというのであれば、日本の専門学校もすべて無償化の対象に含めなければ筋が通らないのである。

教育内容を精査して、朝鮮学校を法的に高校と認めるというのならばそれはそれで筋は通っているのだが、今回の決定には朝鮮学校の法的立場の変更は含まれていない。

専門家会議は「日本の専修学校高等課程と同レベルの教育体制を適用可否の判断材料とする」としていたらしいが、つまるところ高校と認められるようなカリキュラムになっていないことを専門家自身が認めていたということだろう。カリキュラム的に高校でないなら高校無償化の対象外になる。実に当たり前のことではないか。教育内容を問わずに適用の是非を判断するなどとんでもない。教育内容こそが高校と認められるかどうかの指針ではないか。

朝鮮学校高校無償化適用に向けて教育内容の自主的改善を求めているらしいが、要するにこれは高校と認められるカリキュラムに直せという命令ではなく、反日教育は控えてほしいというお願いにすぎないということだろう。
冗談ではない。一部のアホな保守派の言い分を逆手にとって、問題を反日教育の有無に矮小化されてはたまらない。それにそもそも自主的改善など、やる気があればとっくの昔に改善されている。その気がないからこそ今の状況になっているのだろう。
もし高校無償化に含めたいのであれば、自主的改善の要求などという生ぬるいことを言っていないで、正式な高校と認められるにはどんなカリキュラムでなければならないかの指針を示し、それに合わせるよう命令しなければならない。
それなしで朝鮮学校も無償化の枠に含めるというのであれば、先ほども述べたように、専門学校も無償化しなければならない。もちろんそんな財源などないだろう。
つまり進むべき方向は二つのみ。教育内容を精査し朝鮮学校のカリキュラムを高校と認められる形にするよう強制するか、朝鮮学校の無償化はあきらめるかである。高校ではないけれど無償化はするなどということはあってはならないのだ。

これは日本国政府が法律を順守するかどうかの問題である。ここで法律のほうを捻じ曲げてしまうなら、そんな法律を順守しない国をいったいどこの国が信頼してくれるというのだろうか。




この問題から目をそらすために尖閣の映像を流出させたというわけでもないだろうけれども、多くの人の目が尖閣問題に向けられている中でこのようなことが決まったというのは何ともやりきれない思いを感じてしまう。

尖閣諸島漁船当たり屋事件のビデオ ネットに流出

一般には公開しないという方針のもと、国会内でのみ一部公開されていた尖閣諸島沖漁船当たり屋事件の海上保安庁撮影のビデオ映像がネットで公開されちゃった。
削除しようとしているようだがもう手遅れ。削除すれば削除するほど増殖していくだろうねぇ。隠そうとしていた分、炎上速度も速くなっちゃったというところだろう。



しかしここまではっきり中国漁船のほうから突っ込んできたことを撮影してあったんだねぇ。確かにこれなら逮捕したくもなるってもんだ。むしろここまでのことをされてながら事実上の不起訴で釈放しちゃうってのは筋が通らないだろう。

まぁ、どうあがこうと中国人船長の身柄を中国に引き渡さねばならなかったというのはわかるのだが、ここまでの映像があるのであればそれを取引に使って、交渉を有利に進めるってことは考えなかったのだろか。事件直後に中国駐日大使を呼びつけてこの映像を見せ、逮捕の正当性を主張し、難癖を付けてくるようならこの映像を世界中に配信する旨を伝えておくだけでもだいぶその後の展開は違っただろう。
まぁ、そういう取引に使ってしまえば、国際間の信義の問題としてこの映像は封印され国民の目に触れることはできなくなってしまうわけであるが、国益と個人の知る権利のどちらが優先されるべきであろうか。日本という国があってこそ知る権利も保障されるという関係から考えれば答えは自明であろう。国益を損なうことを続けていけばいずれ知る権利など保障できない状態を招きかねなくなるだろう。
そもそも、日本が不利益を被った証拠映像が隠されていると思えばこそ、知る権利を盾に「映像を公開せよ」という要求がされるわけで、日本に有利に交渉が進んでいれば、わざわざ映像公開要求する声は今よりずっと少なかっただろう。要求されない権利などないものとみなしても差し支えあるまい。

さて、確かに起訴するかどうかが決まっていなかった時期には捜査資料として非公開にすることは手続き上仕方がない。しかし、処分保留と言いつつも、一度中国に帰してしまった改めて起訴しなおすことなど事実上できない=事実上の不起訴が決まった時点で、資料を秘匿する意味はないだろう。むしろここまでの資料を隠そうとしたということは、不起訴が間違いであったことを認めているということに他ならない。そしてそういう間違いを隠そうという根性が透けて見えるからこそ今回の騒動にまで発展したわけである。



それはともかく、この映像が国民の目に触れたことに対しては一定の評価しているものの、流出経路のことを考えると、手放しで喜んでばかりもいられない。原則非公開の方針のもと厳重に保管されていたはずのものが外部に漏れてしまうというのは、いったいどういう情報管理をしているのだろうか。つい先日も警視庁の国際テロに関する機密情報が流出するといった事件があったばかり。こういう情報管理のお粗末な国は諸外国から信用されない。
この映像は事件初期に正当な手続きにのっとって公開されてこそ意味のあるものであって、今更公開されても国民が溜飲を下げるだけの意味しかないもの。それだけのために情報管理のお粗末さを世界に示してしまったのでは国益という観点から言ってマイナスにしかなっていない。
さらに、事件からだいぶたった今になって出てきた映像ということで、いろいろ細工した捏造映像ではないかという疑念も寄せられてしまうのではなかろうか。とくに中国は絶対これを捏造だと言い張るだろう。そういった点においても必ずしも日本に有利に働くとはいえない。


はてさて民主党政権はこの問題にうまく対処できるのであろうか?







おまけ : 中国の本質がよくわかる映像(違)

テーマ : 尖閣諸島問題
ジャンル : 政治・経済

北方領土を考える

ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の視察をした。ソ連時代から今までで、首脳が北方領土視察に訪れたのは初めてのことらしい。ということで北方領土問題について考えてみたい。

私は日本人として北方領土は日本の領土だと思ってはいる。しかしながらこの北方領土問題はそんな単純なものではない。

たとえば今話題の尖閣諸島問題。これは話は簡単である。なぜならばこれは戦争によって占領されたものではないからである。過去の条約をみれば日本の領土であることは明らかである。

それに対して北方四島は、戦時中に占領された地域なのである。戦争というのは、言ってみればそれまでの条約をご破算にするもの。戦争以前の条約でどう決まっていようと、戦争になればそれは白紙に戻ったと見るべきだろう。戦争中であれば占領された土地が戦勝者の利益とされてしまっても仕方がない。
日本人の感覚では8月15日の終戦の日よりも後に不法に侵攻してきたように思えてしまうが、法的には9月2日の降伏文書調印(休戦合意)までは戦争は続いており、その間に戦闘行為を行うことは不法とはいえない。まぁ、日本が降伏の意思を示した後、他の連合国がそれを尊重していたことと比べれば、えげつないやり口だとは思うが、だからと言って不法とまでは言えない。
ただ正確にいえば北方四島のうち、択捉、国後、色丹の三島については9月1日までに占領されているが、歯舞については9月3日から5日にかけて占領している。休戦合意の後の戦闘行為であり、この侵略行為は断固として許してはならない。

まぁとにかく戦時中に占領された場所の返還要請に根拠はあるのだろうか。普通、終戦時にその辺のことを調整したのちに講和条約を結び終戦となる。もしその条約で帰属問題が規定されているのにそれが履行されていないのであれば返還要求には正当性があると言えるだろう。しかし、そうした領土問題について決着をつけるはずのサンフランシスコ講和条約に、ソ連は署名していないのである。その後もソ連とは講和条約(平和条約)は結んでおらず、それはロシアに代わっても状況は変わっていない。つまり日本とソ連・ロシアはいまだに休戦状態であって終戦はしていないと言えるわけである。戦争が終わってなのだったら戦争再開に備えて占領地をそのまま保持するのは当然である。

要するに北方領土問題というのは、単なる休戦の意思表明を終戦だと勘違したうえに、アメリカが占領していた沖縄が返還されたことから、戦争が終われば占領地は返してもらえるのだと脳天気に誤解したことによって起きたものだということになる。
アメリカとはサンフランシスコ講和条約によって終戦が成立しており、かつ東西冷戦において日本をアメリカ側の陣営に引き込むための対価として沖縄が返還されただけ。もしサンフランシスコ講和条約が別の形で決着し、東西冷戦において日本がソ連陣営に加わっていたならば、北方領土を含む千島列島が返還され、逆に沖縄はいまだにアメリカに占領されたままだっただろう。

この問題の根底にあるのは憲法前文の『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼』した結果であろう。平和を愛する諸国民が、一度休戦したのに戦争を再開するはずがない。公正と信義にのっとり占領地を返してくれるに違いない。
馬鹿馬鹿しい。諸外国がすべて平和を愛しているならば休戦合意後に侵攻などしてくるわけないではないか。それに諸外国が本当に公正と信義にのっとった行動をとってきたかなんてことは歴史を紐解けばすぐわかることではないか。

結局北方領土を日本の手に戻すためには、武力で持って北方領土を再占領するしかない。今のままでは、たとえロシアと平和条約(講和条約)を結んで名実ともに終戦を迎えたとしても、それが第二次世界大戦についての講和条約である以上、日本は敗戦国という立場でしか主張できないだろうから。




予定通りならば今年12月、陸海空自衛隊による初の本格的な離島奪回訓練を米軍と合同で実施するはずである。これは尖閣諸島を念頭に置いたものだと思われるが、将来侵略されるかもしれないところを念頭に置くのはもちろん大切なことではあるのだけれども、今現在侵略されたままになっている北方領土や竹島を奪還することも考えてほしいものである。国民の利益・国土を切り売りすることしかできない憲法を改正して。

テーマ : 領土・領海・・経済水域
ジャンル : 政治・経済

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