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日野光治

Author:日野光治
馬鹿と煙は高い所に登る。
しかし高い所に登らなきゃ見えない景色もある。
政治だって『庶民の目線』なんてのがもてはやされてるけど、そういう低い位置からだけしか見ていなければ道を誤る。
ということで、馬鹿は馬鹿なりに今日も好き勝手に政治放談したり山歩きをしてみたりと、気ままに生きてます。

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危機意識の欠如と覚悟のなさ

ようやく福島第一原発に東北電力からの送電線が届き、18日には接続できる見通しとなったらしい。この東北電力からの送電線を引き入れることが決まったのが16日ということであるが、あまりにも遅すぎた。

非常用電源が作動していないことが分かった時点でこの決定をし、作業を行っていれば、あるいは被害はもっと小さく抑えられたのではないだろうか?
被害が拡大し、放射線量が増大し、また熱がこもっている状況下では作業を円滑に進めるのは難しいだろう。
何とか給電に成功し、冷却装置が復帰することを願うばかりである。

遅すぎたといえば冷却用に海水を注入することを決定するのも遅かった。




結局のところ、何を最優先にしなければならないかを即時に決定できず、またその優先事項をなすために必要なことは何でもやるという強い意志もなかったためにすべてが後手後手に回り、ここまで事態が悪化してしまったのだろう。

原発において非常時に最優先にしなければならないのは炉心を冷却することである。その冷却装置用の非常用電源が動かないのであれば、何としてでも電気を冷却装置に送り込む算段を付けなければならない。
その点電源車をかき集めたところまではまぁ良い。しかし原発というのは一回水を注入すればそれで完了というわけにはいかない。水を循環させて継続的に冷却し続けなければならない。そういう意味において電源車というのは時間稼ぎにしかならない。電源車で発電するためには燃料が必要だが、その燃料が安定的に現場に届けられる状況とは言い切れないのだから。早急に外部から電力を供給する算段を付けなければならないことは自明のことであった。
すぐに外部から電力を引き込めない状況があるのだとしたら、例えば原発に併設されている港に艦船を横付けし、船から給電することもできたかもしれない。船のほうが電源車よりは長期間の電力供給ができるはずだし、地震後早い段階で付近まで米原子力空母が出動している。原子力船であれば電力供給において時間的制約はほぼないといってよいだろう。まぁ原子力空母を原発の岸壁に接岸させることができるかどうかは別として、電源車の手配とともに船からの給電というのも並行して手配すべきだったのではないか?

もちろんこうしたことは通常の手続きを踏んでいたらできないことではある。しかし正規の手続きを経ようとして最悪の結果を招くのが、はたして正しいことなのであろうか?
ここで求められるのは、平時から非常時に頭を切り替えることである。残念ながら今回の東京電力の対応というのはあくまでも平時の頭で事態を収拾しようとしているように見える。これは、いざとなったら腹を切ってでも責任をとるという気構えで、物事の優先順位を決められるリーダーシップを持った人材の欠如によるところも大きいかもしれない。しかしこの平和ボケした日本でそうした人材を求めるのも土台無理な話なのかもしれない。というか出る杭は打たれるという形で、そうした決断力のあるものは排除されやすいという社会環境もある。

もちろん東京電力の幹部だけの責任ではない。政府として様々な手配・根回しをしなければならないこともあっただろう。
パフォーマンスとしての何の役にも立たない原発視察をするくらいならそうした裏方仕事を引き受けるべきではなかったか?
岡目八目という言葉がある。人の碁をわきから見ていると、打っている人より八目も先まで手が読めるということから第三者は当事者よりも情勢が客観的によく判断できるということを意味する言葉である。政府のなすべきことは現場に行って近視眼的な視点を持つことではなく、情報をすべてを受け取れる位置で客観的な視点を保ちつつ必要な手を打っていくことである。現場に行くことに意味が出てくるのは復旧が進み、平時に戻りつつあるころであろう。菅首相も平時と非常時の頭の切り替えのできない人物であったということであろう。



ついでだからボランティアについても言及しておこう。
被災地へのボランティアの受け入れもしばらくすれば始まるだろう。しかしこの被災地ボランティアにおいて福島の海岸部でのボランティアの活動は想定されていないとのことである。原発の放射能を考えれば仕方がない面はあるものの、本当にそこまで排除しなければならないものであろうか?
むしろ、自衛隊・警察・消防などの人たちのみに過度の放射線リスクを背負わせるのではなく、頻繁に交代できる体制を整え、個々の放射線リスクを下げることにより、ボランティアにもできることをやらせるべきではなかろうか。福島県海岸部を完全に放棄し、復旧・復興を行わないというのならばともかく、そうでないのであれば、交代要員を十分に確保するため、他地域以上のボランティアを要請すべきではないか。
もちろん交代をきちんとしても放射線リスクがなくなるわけではない以上、他地域のボランティアと同様の待遇というわけにはいかないかもしれない。ボランティアというと無償奉仕というイメージがあるかもしれないが、本来の意味は志願兵。有償であっても別にかまわないものである。

付け加えるならば、私もここまで言っている以上、福島県海岸部でのボランティアが募集されるのであれば現地入りして参加する覚悟はある。
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極論的計画停電論

引き続き停電についてである。

今日も私の身近なところでは停電が行われなかったようである。東京電力の上層部は『オオカミ少年』の寓話を読み直したらどうだろうか。

それはともかく、今回の停電、何が問題かといえば、東京電力の停電に対する意識であろう。どうやら東京電力は停電について『公平』に、もっと正確に言えば『苦情が出にくいようにまんべんなく』停電を実施しようとしているようである。おそらく明日停電になるのは、同じグループ内でも昨日や今日停電にならなかった地域になるだろう。
時間帯についても公平になるように毎日時間帯が変わっている。

はっきり言ってこれが社会の混乱の元凶となっているのだ。平時であれば公平になるよう目指すのも良いだろう。まぁ平時であれば計画停電など必要ないわけであるが。
今は非常時なのである。多少の不公平があったとしても、社会の安定を第一に考えなければ日本全体が沈むぞ!!

事は単なる電気需要の問題ではないのだ。被災地への救援物資にしてもこれからの復旧・復興に必要な物資にせよ、天から降ってくるわけではない。必ずどこかで生産・輸送しなければならないものである。
実際、電力不足による鉄道不通により救援物資の輸送に支障も出ているようである。
また直接救援・復興に関係なくとも、せっせと製品を作って売りさばくことによって日本経済を支える者もいなければ救援・復興自体なかなか進められなくなってしまう。もちろん西日本にも生産を頑張ってもらわねばならないにしても、東日本の生産設備を遊ばせておく余裕はなかろう。

そうした生産設備を動かすには電気が必要だし、材料や製品の輸送、従業員の通勤に鉄道が使われることも決して少ない割合ではない。

繰り返しになるが工場と交通網への送電を最優先にしなければ救援も復興も難しくなるばかりか国全体の経済が圧迫され、国民全体の生活に悪影響を及ぼす。
であるならば「公平になるようにするにはどこの電気を止めるか」という考え方で計画を立てるのではなく、「どこに優先的に電気を送らなければならないか」という考え方で計画を立てなければならないのだ。言ってみれば『計画停電』という言葉を使うこと自体が間違いで、本来あるべきなのは『計画給電』でなければならない。

その観点からいえば、いささか極論になるが、朝夕の通勤時間帯は鉄道など交通網への送電を最優先、その後の時間帯は工場の多い地域への送電を最優先、それらの時間帯の余る電力を分配するという考え方であるべきだろう。
住宅密集地域では日中は全面停電でもしかたがない。住宅密集地にある病院などで医療機器への影響が出てしまうが、自家発電設備のある病院に移ってもらう、電源車などで支援する、場合によっては役所など自家発電設備がある施設に空き部屋を提供してもらってそこに収容するなどやりようはいくらでもあるだろう。
国民の生活軽視だって?
それの何が悪い。社会全体の安定が崩れれば個人の生活の安定などあり得ないのだ。何度も繰り返すが今は非常時なのだ。そこが理解できずわがままを言う非国民にこびる必要などない。



給電の優先順位ということと関連して言えば、被災地での送電設備の復旧の順位ということについても考えるべき点があろう。
今回被災地において、最も優先的に送電が望まれているのは福島第一原発であろう。炉心冷却用のポンプが足りない、ポンプを動かす電気が足りない、ポンプ用の発電機を動かす燃料が足りないという状況が今回の重大な危機を招いているのだ。
確かに被災地の給電は東北電力の管轄、福島の原発そのものは東京電力のものではあるのだが、他の被災地を後回しにしてでも、会社という垣根を越えて原発に多量の電気を送ることを最優先にすべきだっただろう。原発が最悪の事態になってしまえば、それこそ他の被災地域の電力の復旧など意味がなくなってしまうのだから。






停電という視点から離れ、節電という観点からも提案したいことがある。
それは自動販売機の停止である。
街じゅういたるところにある自動販売機。人が近づくまで照明を抑えている節電タイプの自動販売機もあるが、それでもその膨大な数を考えれば相当な電力を使っているだろう。これを止めたら節電効果はかなりのものになるのではないか?そもそもこんなにたくさんの自動販売機がなくても生活に不都合はない。
もちろん交通がまだ混乱しており帰宅困難者などが徒歩で移動する際など自動販売機で水分補給をできるというのは利点であるからすべての自動販売機を止めろとは言わない。しかし例えば酒類の自動販売機やたばこの自動販売機は止めても良いのではなかろうか?
現在多くの店で「節電営業中」との張り紙をして、照明の数を減らして営業している。それ自体は大いに結構なことであるのだが、もう一歩進んで、店の前に設置している自動販売機のコンセントを抜くということまでやってもらいたいところである。

また、パチンコ店やゲームセンターも、この非常時においては営業を自粛し節電に協力すべきではなかろうか?
まぁ、この非常時に空気も読まず営業する方もする方だが、空いているからと言って利用する方もどうかとは思うのだが…。電気と時間の浪費をするくらいなら、もうしばらくしたら始まるであろう被災地ボランティアに行く準備でもしていればよろしい。

無計画停電

東北地方太平洋沖地震により多くの発電所が停止したことを受け、首都圏でブロックごとに順次停電を実施することが計画されていた。いわゆる計画停電。

しかし実態は計画的とはいえなかったように思う。

結局実施したのは計画されていた中のごく一部の地域で時間も短かった。まさか東京電力は「停電せずに供給できてよかった」などと思っていたりするのだろうか?
冗談ではない。計画停電といのはどの地域、どの時間帯に停電するかを示すことによって協力を仰ぐというもの。
きちんと計画通りに実施されるのであれば利用者側もそれに応じた対処をできるが、実施するのかしないのかはっきりしない状況では対処の取りようがない。これは需要と供給のバランスの問題ではなく電力会社と利用者の信頼の問題なのだ。

鉄道がこの停電情報の混乱から大混乱に陥ったことをはじめとして、さまざまな事業所・店舗などがこの停電情報に振り回されている。家庭や病院なども同様であろう。

今回計画通りの停電を実施しなかったことにより、明日以降「どうせまた停電は実施されずに済むだろう」などという甘い考えが利用者に蔓延し、実際に停電が実施された時さらに大きな混乱に陥る可能性もあるのではなかろうか。

計画停電というのであれば需給バランスを見て判断するなどということをせず、きちんと計画通りに止めるべきである。それで電気が余るのであれば、時間帯にこだわらず揚水発電用に水をくみ上げるのに使ってその後に備えるなり、被災地へ融通するなり使い道はあろう。いや、その前に鉄道会社への安定供給が先か?
いずれにせよ、国民の多くは停電自体に協力することはいとわないはず。むしろ停電するのかしないのか、いつからなのかが不明瞭な状態のほうがよほど国民に混乱をもたらす。

ちなみにいつから停電になるのかという情報もきちんとしたものが出されていない。
私の住んでいる市は停電の地域グループは1か2であるとされていた。ところがかなり遅くなって出てきた詳細では、1か2か5であるという。しかもそのあとから出てきた詳細版においても、私の住んでいる街区は2か5でありどちらであるかはわからない。実際停電になってみなければどのグループに属するかわからないというのでは対処の取りようがないではないか。いったい何のための計画か!
計画停電といながら無計画・無責任である。

東京電力内でもきちんと情報が共有されていないようであるが、しっかりしてほしいものである。

地震見舞い

東北を中心として強い地震がありましたが皆さんご無事でしょうか?
被災者の皆さんにお見舞い申し上げます。

私の住んでいる神奈川でも震度5弱とのことですが、とりあえず私および家族・親戚は無事です。(帰宅困難者はいるけど)





ただ大変なのはこれからかもしれない。

今回の地震は、三陸沖から茨城沖に至る広範囲の震源域を持つ一連の地震。北米プレートと太平洋プレートの境界が、ここまで広範囲に動いたとなると、プレート同士のバランスが崩れることが予想される。北米プレートとフィリピン海プレートとの境界が刺激されて首都圏直下で大地震ということも想定としてあり得なくはないだろう。
大きな地震であっても狭い範囲の震源の地震であるならそこまでの心配をする必要もなかろうが、今回の震源域の広さは少々気になる。
関東大震災から約90年。周期的に考えても首都圏大地震というのはいつ起こってもおかしくない状況下のことである。十分気をつけた方がよかろう。数年以内に首都圏大地震が起こる可能性が高まったということで。


あと心配なのが福島の原発であろう。
原発の炉心の安全性に関しては様々な対策が施され、安全が確保されているということは過去何度も語られてきたことであるが、それを支える周辺部分が…。

数年前の新潟の地震の時、柏崎刈羽原発では変圧器からの出火や、緊急停止後の冷却装置の一部不具合などがあったのだが、今回の地震においても福島第一原発で、原子炉の冷却作業を行う電源が水をかぶって止まっているとのこと。これで冷却に失敗する大惨事である。

私は基本的に原発推進派なのだが、炉心自体の安全性はともかく、周辺部の安全性がここまでもろいまま放置されているとは思わなかった。今回何とか無事に冷却作業が進むことを祈るとともに、他の原発(特に東海地震の被災地区になるであろう浜岡原発)で、より一層の安全対策を進めることを強く要望したい。

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