あらためて桜見物
さて、今年は東京近郊での花見はできなかった。家の近所で桜を眺めるも、やはり遠出して桜を眺めたい。
ということで本日24日。天気もよさそうだったので、桜見物のために出かけることにした。
とはいっても東京近郊では桜の時期は終わってしまっている(八重桜系はまだ見ごろではあるけれども)。
桜見物をするためには北の地方へ行くか標高が高めの所に行くしかない。
昨年は箱根に行ったが、今年は富士山のほうに行ってみることにする。ただ前日の風雨で散ってしまっていないかちょっと心配。
まずは下吉田駅で下車。この下吉田駅の近くには小室浅間神社があり、昨年の夏の終わるころに参拝させていただいたのであるが、今回は線路の反対側にある新倉山浅間神社のほうに向かう。
こちらの浅間神社は山の中腹にあり、周囲一帯が新倉山浅間公園として整備されている。

どうやらサクラはまだ大丈夫のようである。
まずは神社にお参りし、階段をひたすら登っていくと見えてくるのが五重塔である。

ちなみにこの五重塔は忠霊塔と呼ばれている、というか市の観光案内などでも忠霊塔と表記されているが、現場にある石碑には『殉國之塔』と書かれている。いずれにせよ戦没者をまつる塔ということであろう。五重塔の形はしているものの、どこかの寺のものというわけではないのだろうか。
さて、この忠霊塔と桜と富士山をワンフレームに収めた写真というのは定番中の定番であろう。一時期富士山に雲がかかっていたため、雲がどくのをじっと待つ。

前日の雨のおかげで、黄砂など空気中の余計な塵が洗い流され、澄んだ空気のもとで写真が撮れたのは、狙っていたこととはいえラッキーと言えよう。それに昨年までは私が写真を撮ろうとすると雲が広がってきて富士山が隠れてしまうということが多かったわけであるが、今回は好天に恵まれたのも良かった。
忠霊塔よりさらに少し登ったところに明治大帝像が建てられている。

明治大帝や忠霊塔などどういう経緯でここに置かれることになったのだろうか。
さて、この写真のアングルで富士山と桜を眺めるのが目的であったとはいえ、これだけというのもいささか物足りない。なにせ、片道4時間はかかっているのだから、これだけで帰ったらもったいない。
そういえばそろそろフジザクラも咲いているころであろう。フジザクラの群生地がある吉田口登山道の中の茶屋まで足を延ばすことにする。
まぁ、普通の人は下吉田駅まで戻って富士吉田駅まで電車に乗って、そこから中の茶屋を目指すのだろうけれども、電車の本数が非常に少ないから待っている間に歩けてしまうのではないかと考え、歩き出す。そもそも昨年夏に下吉田駅から富士吉田駅までも歩いたのだから心配することなど何もない。それに夏のときと比べて荷物はだいぶ軽いし、何より暑くない。予定通り到着。
まずは北口本宮冨士浅間神社に向かう。今回は新屋山神社まで足を延ばすことはできなかった。
そして吉田口遊歩道を通って中の茶屋まで。中の茶屋に着いたところで気づいたのだが、この時期だけ中の茶屋までバスが運行されているようである。
ちなみに滝沢林道はまだ閉鎖中で、金運神社まで車で行くことはできない。そういえば新倉山浅間公園から眺めた限りでは5合目以上の場所は雪で埋まっていそうな感じだったから(雪の中に登山道の痕跡が見えていた)、滝沢林道もまだ開けられないのだろう。

吉田口登山道(車道のほう)にはこのふじざくら祭りの看板や幟があった。ちょうどよい時期に来たのかと思いきや、実はまだ咲いていなかった。このふじざくら祭りの一環として桜茶サービスをしていた方によると、例年なら結構咲いている時期なのだが今年は開花が一週間ほど遅れているらしい。

こんな感じである。ってこの写真ではわからないか。松林の中で松の間に生えている低木がフジザクラである。

このように花を少しばかりつけている個体もあるものの、ほとんどの木はいまだつぼみのままである。
しかし満開になったらさぞきれいなことだろう。
さて、花は咲いていないけれどもせっかく来たので散策がてら、吉田胎内樹型のほうまで足を延ばすが、こちらも入り口は閉じられていて中には入れない。中に入れるのは年一回で4月29日らしい。ちょうどそのころならばフジザクラもそれなりに花をつけているだろうねぇ、今年の場合は。
でもその頃にもう一度訪れるってのもねぇ…。かかる時間や費用を考えるとそんなにしょっちゅうは来られないかなぁ。
さて、散策を終えて中の茶屋まで戻ってきたが、バスは本数が少ないようなので、また歩いて下る。
そのあともう一度新倉山浅間公園に戻ってみたかった。時間がたって太陽の位置が変われば富士山の表情も変わるだろうから、もう一度それを見に行けたらと考えていたのである。
しかし雲がだいぶ広がっており、山頂付近を隠してしまっている。この雲がどくようには見えないし、あまり帰るのが遅くなってもいけないので、今回はここで終了。
さて夏の富士登山、今年はどこから登ろうか。昨年失敗したこの吉田口からの登山もやらなければならないとはいえ、秋に富士下山したり今回ふじざくら見物に訪れたりと、吉田口付近に立て続けに来ているから、別のルートにいって見たい気もする。さてどうしたものか。
ということで本日24日。天気もよさそうだったので、桜見物のために出かけることにした。
とはいっても東京近郊では桜の時期は終わってしまっている(八重桜系はまだ見ごろではあるけれども)。
桜見物をするためには北の地方へ行くか標高が高めの所に行くしかない。
昨年は箱根に行ったが、今年は富士山のほうに行ってみることにする。ただ前日の風雨で散ってしまっていないかちょっと心配。
まずは下吉田駅で下車。この下吉田駅の近くには小室浅間神社があり、昨年の夏の終わるころに参拝させていただいたのであるが、今回は線路の反対側にある新倉山浅間神社のほうに向かう。
こちらの浅間神社は山の中腹にあり、周囲一帯が新倉山浅間公園として整備されている。

どうやらサクラはまだ大丈夫のようである。
まずは神社にお参りし、階段をひたすら登っていくと見えてくるのが五重塔である。

ちなみにこの五重塔は忠霊塔と呼ばれている、というか市の観光案内などでも忠霊塔と表記されているが、現場にある石碑には『殉國之塔』と書かれている。いずれにせよ戦没者をまつる塔ということであろう。五重塔の形はしているものの、どこかの寺のものというわけではないのだろうか。
さて、この忠霊塔と桜と富士山をワンフレームに収めた写真というのは定番中の定番であろう。一時期富士山に雲がかかっていたため、雲がどくのをじっと待つ。

前日の雨のおかげで、黄砂など空気中の余計な塵が洗い流され、澄んだ空気のもとで写真が撮れたのは、狙っていたこととはいえラッキーと言えよう。それに昨年までは私が写真を撮ろうとすると雲が広がってきて富士山が隠れてしまうということが多かったわけであるが、今回は好天に恵まれたのも良かった。
忠霊塔よりさらに少し登ったところに明治大帝像が建てられている。

明治大帝や忠霊塔などどういう経緯でここに置かれることになったのだろうか。
さて、この写真のアングルで富士山と桜を眺めるのが目的であったとはいえ、これだけというのもいささか物足りない。なにせ、片道4時間はかかっているのだから、これだけで帰ったらもったいない。
そういえばそろそろフジザクラも咲いているころであろう。フジザクラの群生地がある吉田口登山道の中の茶屋まで足を延ばすことにする。
まぁ、普通の人は下吉田駅まで戻って富士吉田駅まで電車に乗って、そこから中の茶屋を目指すのだろうけれども、電車の本数が非常に少ないから待っている間に歩けてしまうのではないかと考え、歩き出す。そもそも昨年夏に下吉田駅から富士吉田駅までも歩いたのだから心配することなど何もない。それに夏のときと比べて荷物はだいぶ軽いし、何より暑くない。予定通り到着。
まずは北口本宮冨士浅間神社に向かう。今回は新屋山神社まで足を延ばすことはできなかった。
そして吉田口遊歩道を通って中の茶屋まで。中の茶屋に着いたところで気づいたのだが、この時期だけ中の茶屋までバスが運行されているようである。
ちなみに滝沢林道はまだ閉鎖中で、金運神社まで車で行くことはできない。そういえば新倉山浅間公園から眺めた限りでは5合目以上の場所は雪で埋まっていそうな感じだったから(雪の中に登山道の痕跡が見えていた)、滝沢林道もまだ開けられないのだろう。

吉田口登山道(車道のほう)にはこのふじざくら祭りの看板や幟があった。ちょうどよい時期に来たのかと思いきや、実はまだ咲いていなかった。このふじざくら祭りの一環として桜茶サービスをしていた方によると、例年なら結構咲いている時期なのだが今年は開花が一週間ほど遅れているらしい。

こんな感じである。ってこの写真ではわからないか。松林の中で松の間に生えている低木がフジザクラである。

このように花を少しばかりつけている個体もあるものの、ほとんどの木はいまだつぼみのままである。
しかし満開になったらさぞきれいなことだろう。
さて、花は咲いていないけれどもせっかく来たので散策がてら、吉田胎内樹型のほうまで足を延ばすが、こちらも入り口は閉じられていて中には入れない。中に入れるのは年一回で4月29日らしい。ちょうどそのころならばフジザクラもそれなりに花をつけているだろうねぇ、今年の場合は。
でもその頃にもう一度訪れるってのもねぇ…。かかる時間や費用を考えるとそんなにしょっちゅうは来られないかなぁ。
さて、散策を終えて中の茶屋まで戻ってきたが、バスは本数が少ないようなので、また歩いて下る。
そのあともう一度新倉山浅間公園に戻ってみたかった。時間がたって太陽の位置が変われば富士山の表情も変わるだろうから、もう一度それを見に行けたらと考えていたのである。
しかし雲がだいぶ広がっており、山頂付近を隠してしまっている。この雲がどくようには見えないし、あまり帰るのが遅くなってもいけないので、今回はここで終了。
さて夏の富士登山、今年はどこから登ろうか。昨年失敗したこの吉田口からの登山もやらなければならないとはいえ、秋に富士下山したり今回ふじざくら見物に訪れたりと、吉田口付近に立て続けに来ているから、別のルートにいって見たい気もする。さてどうしたものか。
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今年の桜
静岡市では3月20日に開花したものの、その後気温の低めの日が続いたせいか東京・神奈川のあたりでは少し遅めに感じた桜の開花。ようやく満開になった。
今年の花見として計画していたことはあったのだが、9日は雨天のため、また10日は別の用事があったため計画を実行できなかった。
まぁ、たとえ天候や都合がよかったとしても今年はその計画は自粛せざるを得なかったかもしれない。
いや、世間の自粛ムードなど関係ない。そういう意味での自粛には反対の立場なのだから。
ただ、私の場合は、一部の人から『時節柄悪ノリしすぎだっ!!』と言われそうだったから…。計画では『サクラ名所めぐり』と銘打って、芝、築地、浅草、深川、九段下、日比谷、日本橋を回る予定だった。いくら呪術器具を埋め込みに行くわけではないとは言ってもねぇ。
まぁそういうネタ的な発想はともかくとして、土日に桜見物に行けなかったので、平塚市内の桜で我慢することにする。
まず一ヵ所目。
市役所のすぐ近くにある八幡山公園。

ここは桜の名所というほどには桜の本数は多くはないのだが「かながわ美林50選」とか「平塚八景」とかに選ばれているらしい。まぁ、そんな大した公園だとは思っていなかったのだが、数年前に移築されてきた明治時代の洋風建物がよいアクセントになって昔より良くなったようには思う。
次に花水川(金目川)川岸。

川の西岸が桜並木になっている(東岸にも桜はあるけれど、河川改修工事の後に植えられた若木のためあまり見栄えは良くない)。その桜並木で桜のトンネル状になった道を歩くのも良いのだが、あえて対岸から眺めると後ろに富士山が見える。
今年の花見として計画していたことはあったのだが、9日は雨天のため、また10日は別の用事があったため計画を実行できなかった。
まぁ、たとえ天候や都合がよかったとしても今年はその計画は自粛せざるを得なかったかもしれない。
いや、世間の自粛ムードなど関係ない。そういう意味での自粛には反対の立場なのだから。
ただ、私の場合は、一部の人から『時節柄悪ノリしすぎだっ!!』と言われそうだったから…。計画では『サクラ名所めぐり』と銘打って、芝、築地、浅草、深川、九段下、日比谷、日本橋を回る予定だった。いくら呪術器具を埋め込みに行くわけではないとは言ってもねぇ。
まぁそういうネタ的な発想はともかくとして、土日に桜見物に行けなかったので、平塚市内の桜で我慢することにする。
まず一ヵ所目。
市役所のすぐ近くにある八幡山公園。

ここは桜の名所というほどには桜の本数は多くはないのだが「かながわ美林50選」とか「平塚八景」とかに選ばれているらしい。まぁ、そんな大した公園だとは思っていなかったのだが、数年前に移築されてきた明治時代の洋風建物がよいアクセントになって昔より良くなったようには思う。
次に花水川(金目川)川岸。

川の西岸が桜並木になっている(東岸にも桜はあるけれど、河川改修工事の後に植えられた若木のためあまり見栄えは良くない)。その桜並木で桜のトンネル状になった道を歩くのも良いのだが、あえて対岸から眺めると後ろに富士山が見える。
ダイヤモンド富士
日没時に富士山山頂に太陽が重なるダイヤモンド富士。我が家の近くでは4月5・6日あたりということで見てみた。
晴れてはいるものの、やや靄がかかっておりきれいに見えるかどうか心配しながら、日没時間を待つ。周囲にはやはりダイヤモンド富士を見ようと人が集まっている。
そしていよいよ日没時間

おしい…。一応山頂に重なってはいるものの左端ぎりぎりといった感じ。一日早かったようだ。
また靄で光が乱反射していることもあり、今一つすっきりしない写真になってしまった。そういう状況を補正できる腕は私にはないからねぇ。
========== 追記 ==========
悔しいので翌日再度チャレンジ。前日の撮影場所にたどり着く前に日没時間になりそうだったので、別の場所で撮影。

前日よりさらに靄が濃かったように思えるが、日没の位置はばっちり。ちょうど桜が咲いていたのでダイヤモンド富士と桜をワンフレームにおさめようとしたのだが、いくら日没で太陽が半分以上山に隠れていても、やはり太陽は明るすぎ、それに合わせた露出では桜のあたりは真っ暗。まぁ手動で露出調整したりレフ板などで桜にも光を当てたりすれば面白い写真に仕上がったのかもしれないけれども、古いコンパクトデジカメではねぇ…。
晴れてはいるものの、やや靄がかかっておりきれいに見えるかどうか心配しながら、日没時間を待つ。周囲にはやはりダイヤモンド富士を見ようと人が集まっている。
そしていよいよ日没時間

おしい…。一応山頂に重なってはいるものの左端ぎりぎりといった感じ。一日早かったようだ。
また靄で光が乱反射していることもあり、今一つすっきりしない写真になってしまった。そういう状況を補正できる腕は私にはないからねぇ。
========== 追記 ==========
悔しいので翌日再度チャレンジ。前日の撮影場所にたどり着く前に日没時間になりそうだったので、別の場所で撮影。

前日よりさらに靄が濃かったように思えるが、日没の位置はばっちり。ちょうど桜が咲いていたのでダイヤモンド富士と桜をワンフレームにおさめようとしたのだが、いくら日没で太陽が半分以上山に隠れていても、やはり太陽は明るすぎ、それに合わせた露出では桜のあたりは真っ暗。まぁ手動で露出調整したりレフ板などで桜にも光を当てたりすれば面白い写真に仕上がったのかもしれないけれども、古いコンパクトデジカメではねぇ…。