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日野光治

Author:日野光治
馬鹿と煙は高い所に登る。
しかし高い所に登らなきゃ見えない景色もある。
政治だって『庶民の目線』なんてのがもてはやされてるけど、そういう低い位置からだけしか見ていなければ道を誤る。
ということで、馬鹿は馬鹿なりに今日も好き勝手に政治放談したり山歩きをしてみたりと、気ままに生きてます。

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隅田川花火大会

私のことをよく知っておられる方はご存知かと思うが、私は花火大会を高いところから見物することが多い。
神宮外苑花火大会を都庁展望室から眺めたり東京湾大華火祭を東京タワーから眺めたり。(東京湾大華火祭は、距離は遠いものの都庁展望台から見たこともあった。私は花火見物では都庁を利用する割合が結構高いかも)

そうなれば新しくできた東京スカイツリーから隅田川花火大会を見てみようと考えるのは自然の流れというもの。しかしここはいけば入れてくれるというものではない。入場券の抽選販売で当選しなければならないのだ。
で、その入場券、私は当選していたのだ。結構な倍率だったとのことだが、私って結構ついてる?


どうでもよいことではあるが、わたしは高いところから「見ろ!人間がゴミのようだ!」などと高笑いしながら花火を眺めるのが好きというわけではない。花火をある程度近くから見ようと思えばかなり早い時間から場所取りをしなければならない。暑いのが苦手な私がこの暑い時期に長時間屋外で場所取りをするというのはかなりきつい。その点屋内ならば程よく冷房も効いているから長時間の場所取りも苦にならない。屋内で花火が見える場所というと高いところということになってしまうのだ。

だから今回のスカイツリーから花火を眺めるというのも目的ではなくて手段という側面が大きかった。ただ、スカイツリー開業後最初の花火大会ということで、ここから見ることができればネタにはなる。そういう意味において例年の花火見物とは異なりここから見ることが目的の一つになっていたともいえる。

さらに付け加えるとスカイツリーには、こういう機会でもなければなかなか登ることもなかっただろう。階段登りできるのであればともかく、エレベーターで昇るだけだったら昇って面白いものなのかなぁ?
それでも開業初日であればネタとして昇ってもよかったが初日チケットははずれたのだ。



さて、とにかくスカイツリーに向かう。普段だったら浅草散策をしてからスカイツリーまで歩くところであるが、隅田川花火大会の日ということで周辺の道も混雑するだろう。時間が迫ってくると歩行者も通行制限される場所も出てくる。ということでスカイツリーの足元まで地下鉄で向かうことにする。
で、押上駅に到着。早速地上に上がりスカイツリーを見上げてみる。
押上駅側から見たスカイツリー
やっぱり傾いて見えるねぇ。いや、実際に傾いているわけでないことは十分理解している。でも底面が三角形で上に行くにつれて円になるという無理な構造のため、見る方向によっては傾いて見えてしまう。『ソリ』だ『ムクリ』だといったところで、高さに比べてソリ・ムクリの割合が小さいから遠目にはよくわからないし、わかる程度まで近づくとソリ・ムクリよりも傾いて見えることのほうが気になってしまう。
でも近隣に住む人たちにとって、無意識に眼の端に映るスカイツリーが傾いて見えるというのはどうなんだろう?「傾いて見える!」と意識しているのよりも無意識に見えてしまっているほうが精神に影響しそうな気がするのだが。サブリミナル的に不安感が植え付けられそう。
精神に対する影響がどうなのかは今後の研究に任せるしかないが、イメージで言うと現在の日本の不安定さを象徴しているように感じてしまう。
しかしこの奇妙な形状も十分な広さのない場所に建てたから。何で狭い場所に無理して建てたんだろう。
そもそも電波塔という役割を考えればこんな下町平野部に建てる合理的理由はない。普通山の上に建てることでアンテナの高度を確保する。実際、東京タワーだって丘の上に建っている。十分な広さを確保できる山に建てるべきものを広さが十分でない低地に作ってどうする。


ケチをつけていても仕方がないので中に入ってみる。17時30分からチケット引き換え・入場が開始されるということになっていたのだが、17時ちょっとすぎに行ってみたらすでに入場が始まっていた。しまったなぁ。こんなことならもっと早くに来ていればよかった。これはもうよい場所は望めないかな?

今回展望デッキへ昇るエレベーターは、4基あるうちの、夏をテーマにしたエレベーターのみが使用されていたようだ。まぁ花火見物に来たのだから花火がデザインされたエレベーターで雰囲気作りといったところか。切子を使ったデザインはなかなか面白い。

ついたところは展望デッキフロア350。三層ある展望デッキの一番上の層である。まずはこのフロアを一周してみる。
スカイツリーから東京タワー方向を見る スカイツリーから東京ドーム方向を見る
もやがかかってあまり遠くまでは見通せないが、東京タワー、東京ドーム、都庁などはかすかに見える。
周りに高い建物がない分天気が良ければ見通しは良いのだろう。


一周したのちさらに上の展望回廊へ向かう。展望デッキでもすでにどこの展望台よりも高いし花火が開く位置よりも高い位置なのだが、せっかくなのだからさらに上に行ってみなければ。
スカイツリー展望回廊
エレベーターを降りるとそこからタワーを一周しながら登る展望回廊である。景色を楽しみながら最高点に向かって登っていく。

花火の打ち上げ場所もよく見える。
花火打ち上げ台 第一会場 花火打ち上げ台 第二会場
展望フロアの位置が高いせいもあってツリーの足元は見えず、少し離れた花火打ち上げ場所などはちょうどよい位置に見える。
しかしさすがに第一会場と第二会場双方を見られる場所には私の入り込む隙間はない。とりあえずは第一会場だけはしっかり見える場所を確保する。



だんだん暗くなりいよいよ花火開始。御丁寧にも花火の音を集音機で拾って館内放送で流している。そんなことしなくてもこれだけ近いのだから音くらい聞こえないのかな?そんなに防音性能が高い建築物なのかな?

上から見下ろすことにより、花火は夜景の中に開いて見える。周りからは「花火より夜景のほうがきれいじゃない?」なんて声も聞こえてきたり(笑)。
今までも高いところから花火を見てきたが、せいぜい花火が開く高度と同じくらいで、空に浮かんで見えていたのだが、今回は完全に夜景の中。こういう光景は今までならヘリに乗るなどしなければ見ることができなかったわけだから、ヘリ搭乗よりはるかに安価にこの光景がみられることになったというのは意義深いといえよう。


隅田川花火1

隅田川花火2

隅田川花火3



そんな花火も終了。後は退場するのみ。展望デッキフロア340(展望デッキ最下層。花火終了までは閉鎖されてた)を通るのだが、その時ガラス床も見ることができた。東京タワーのガラス床よりもサイズが大きい。高さも東京タワーのてっぺんより高い位置なのだからすごい迫力だね。まぁ、この時はツリーの中も外も照明を抑えているからあまりよく見えなかったともいえるから、いずれ明るいうちに身に行っても面白いかもしれない。

出口フロアまで下りると来場記念の土産を渡される。中身はスカイツリーを模したボトルウォーターと菓子など。
この花火大会のチケットは4000円。通常時の入場料が、展望デッキまでが2000円+展望回廊までが1000円+予約手数料500円で計3500円。差額の500円はイベント時の特別上乗せ料金かと思っていたのだが、この土産のことを考えるとむしろ割安だね。ショップで買えばボトルウォーターだけでも400円。土産全部ならどう考えても1000円超えてると思う。サービスの良い会社とみるべきか、通常料金が高すぎるとみるべきか…。

何にしても十分満足できた。来年もチケットをとれるかどうかは分からないが、受付が始まったらまた応募してみようと思う。
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テーマ : 夏の旅
ジャンル : 旅行

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