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日野光治

Author:日野光治
馬鹿と煙は高い所に登る。
しかし高い所に登らなきゃ見えない景色もある。
政治だって『庶民の目線』なんてのがもてはやされてるけど、そういう低い位置からだけしか見ていなければ道を誤る。
ということで、馬鹿は馬鹿なりに今日も好き勝手に政治放談したり山歩きをしてみたりと、気ままに生きてます。

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2010年1回目の富士登山記(3) 無理せずゆっくり …ゆっくりしすぎた

前回まででようやく須走口五合目に到着。ようやく一般の登山客のスタートラインに到着ということである。
今回の行程では、この五合目までの道のりがメイン。極論すれば、五合目まで歩ければ今回の目的の大半を果たしたことになる。もちろんせっかくだから五合目で帰るなんてことをせずに登頂を目指すわけだが、五合目以上はすでに多くの方がレポートしている部分なうえ、今回大部分が夜間登山で、風景を楽しむような状況でもなかったことから、今回の記事はそんなに詳しく書くことはないかもしれない。


さて、東富士山荘での食事休憩を終え、17時30分に出発。雨の中なので雨具着用。
登り始めるにあたり、私の体の状態を書いておくと、やはり足に相当ダメージを受けているようであった。腿やふくらはぎに筋肉痛・痙攣は出ていないのだが、土ふまずの部分が痛い。アーチ状になっている足の骨(というか骨を支えている腱)が体重を支えきれず悲鳴を上げてる状態。別に体重が重いと言ってるわけではない。荷物が重かったんだよ!! 長い距離歩いたからだよ!!
人魚姫ほどではないだろうけど、一歩歩くたびに痛みが走る。これではあまり早くは歩けない。やはり標準タイムより大幅に時間がかかりそうだ。

とにかくまずは古御嶽神社へ。
古御嶽神社
参拝して登山道へ。

しばらくすると雨がやむ。五合目を出発して20分ほどだろうか。これなら雨がやむまで待ってた方が良かったかな?
さらに進むが、やはり暑いので雨具を脱ぐことに。





足の痛みゆえにゆっくり歩く。ときどき後ろから来る人に道を譲りながらゆっくり進む。しかしこのころはまだ登山客はそれほど多くないので、道を譲るために立ち止まってもそれほど時間のロスはなかったように思う。

五合目と新六合目の中間くらいの登山道わきから富士山を眺める。
登山道より富士山を眺める
山頂まで見える。雲も見えないからもう雨も降らないだろう。しかし19時なのに結構明るいものだねぇ。
もっと登って暗くなってから、登山道を登る人のライトの列や、下山道を下るライトの列も撮影したんだけれど、設定を間違えたのかうまく写せなかった。




新六合目長田山荘には19時50分、本六合目瀬戸館には21時、七合目大陽館には23時20分に到着。それぞれで20分ほどの休憩をとる。本六合目あたりまでは、ゆっくりながらも一応は試算した時間からは大幅には遅れていない。

しかしその先がやたらと時間がかかってしまった。原因は、その頃になると登山者が増えてくるからである。頂上でのご来光を目指す人たちが動き出す時間になってしまたわけだ。
私はゆっくりしか歩けないのだから後ろに人が近づいてくれば道を譲る。その回数が増えればそれだけ時間のロスになる。しかもこのころになると団体さんも増えてくる。一人で歩いてる登山客に道を譲っても大して時間はかからないが、団体をやり過ごすとなるとやはり時間がかかる。しかも、せっかく私が道を譲る意図で脇によって立ち止っているのに、その私を取り囲むような形で座り込んで休憩を始める団体もいる。休憩してもいいけど私が抜け出すための隙間くらいあけといてくれよ!
しかもそういう団体って、遅れている仲間を待っているのか、なかなか出発しなかったりするんだもん。こういう時間のロスがあることは計算に入れてなかったなぁ。

あと休憩に関して一点。道で休憩する際、ライトはどうするのがいいんだろう。ライトを道に向け、足元を照らしてくれてる人もいれば、消している人もいる。私のライトはあんまり明るくなかったから足元を照らしてもらえるのは結構ありがたかったのだが、問題は、道を照らすわけでもなくライトを点灯したままおしゃべりしている連中である。
私のヘッドライトみたいにそれほど明るくないライトなら、点灯したままおしゃべりして、あちこちを向いてもそれほど邪魔にはならなかったかもしれない。しかしLEDのめちゃくちゃ明るいヘッドライトで、あちこち向いてのおしゃべりをされるのは迷惑以外の何物でもない。いきなり強い光がむけられたりすると目がくらむ。段差などで足元に注意しているときにいきなり強い光がむけられて目がくらんだらものすごく危険だと思う。
おしゃべりしてる本人たちは自分のライトがそんな迷惑をかけているなんて気づいてもいないだろう。意識的に登山者の顔に強い光を当ててるわけじゃないんだから。でもそうであるがゆえに厄介だと思う。おしゃべりに興じてあちこち向くのであればライトは消しておいてほしいものである。
この辺のマナーについては私は見たことがないのだが、是非このライト問題についてのマナーというものも決めて、普及してもらいたいものである。



そんなこんなで本七合目見晴館には1時30分に到着。この見晴館は真夜中にもかかわらず、売店が開いていた。この時間だと山小屋での補給ができないものと思っていただけにありがたい。早速水を購入。一応山小屋での補給はできないものと想定して大目に水分は担いできたが(その結果荷物が重くなったわけだが)、それでも水を新たに補給すると、気分的に結構安心感が増す。

補給ののちさらに上を目指す。足の痛みは続いているものの、全身の疲労感はむしろ軽減されたように感じる。なんでだろう?
足取り軽くとはいかないものの、それなりのペースは保って進む。それでもほかの人と比べるとゆっくり目かな。

八合目江戸屋には2時35分。富士山ホテルの下には3時15分に到着。五合目を起点とした場合、試算通りならそろそろ山頂についていなければならないころである。予定より大幅に遅れている。ここからさらに進んでも山頂付近の渋滞に巻き込まれて、日の出時間までに登りきることは絶対不可能である。それならば渋滞の中で窮屈な思いをしながらご来光を迎えるよりは、この場所でゆっくり足を休めながらご来光を待った方が無難であろう。まぁ、もう少し登って八合五勺御来光館位までなら行けたかもしれないけれども。

立ち止まってしばらくするとさすがに寒くなってくる。防寒着代わりに雨具は着用していたが、日の出までひと眠りするにはちょっと寒かったかな。仕方がないので夜食というか朝食というかの準備を始める。この時間、山小屋での食事はできないものと想定して、発熱材付きの非常食を用意しておいたのだ。やっぱりあったかいものを食べたいし。
要するに生石灰に水をかけて発熱させ、その熱で食品をあっためようという原理のものだと思う。だけど気温が低い吹きっさらしの場所での利用って想定されてなかったのかな? 気圧は関係ないよな?
約20分後に出来上がったものはそれほど温かくないうえに、ご飯などは、発熱材に近い部分はまぁ食べられる状態になっていたけれど発熱材から遠かった部分はかたくてぽろぽろした状態。はっきりいっておいしくない。まぁもったいないし、食べ残してもそれを背負っておりなければならないのだから食べたけどね。
別のメーカーのものだったらうまくいったのかな? 少なくとも加熱容器が袋状のものよりかは箱状のもののほうがうまくいきそうな印象は受ける。今回は非常食で見つくろって購入したけど、今後はミリメシで見つくろってみようかな。もう一袋非常食は残ってるけど。



そんなこんなで4時40分。そろそろ日の出時間。眼下に広がる雲海もだいぶ明るくなってくる。
周りの人たちの様子を見てみる。
御来光待ちの人々
写真では山小屋群の付近しかよくわからないけれども、頂上までの渋滞のみならず、下山道も人でいっぱい。下山する前にご来光を迎えようって人がたくさんいたのだろう。

そして4時45分ころ。
雲海と御来光
雲海から昇る太陽。頂上からというわけにはいかなかったが十分きれい。

ご来光を迎えた後、さらにもうしばらく足を休め、5時30分出発。6時には八合五勺御来光館に到着。どんどん進みたいところであるが、上を見るとこんな状態。
9合目より上の渋滞
九合目より上は渋滞で列が動いているようには見えない。ご来光待ちの人たちが通り過ぎれば少しは渋滞は解消されるのであろうか。気温もあたたかくなってきたことだし、仮眠をとりながら待ってみることにする。
しかし7時になっても様子は変わらないように見える。いつまで待てばよいのかわからない以上、いつまでもその場にいても仕方がない。出発する。

九合目には7時35分に到着。渋滞の列の後ろに並ぶ。頂上はすぐそこに見えるのになかなか進まない。
このとき気になったのが渋滞を無視して無理やりすり抜けていこうとする馬鹿者のことである。道幅に余裕があるわけでもないところを無理やり通ろうとするものだから路肩が崩れる。これって落石を引き起こす危険な行為だと思う。この無理な追い越しのために落石事故が起きたらどう責任を取るつもりなのだろう。こういう不作法者は富士山のみならず山に登っちゃだめだと思う。

そして8時42分。
頂上の鳥居
この鳥居をくぐれば頂上はすぐそこである。

8時45分頂上到着。
須走口・河口湖口頂上
久須志神社に参拝ののち、山小屋の裏手に回り込み、火口の際で一休み。

付近には自衛隊の一団がいる。そういえば登っている最中にも何度か自衛隊のグループを見かけた。『火』って旗はどこの部隊だろう。自衛隊の部隊の略称ってよく知らないので今度調べておこう。

しばらく休憩ののち、富士宮口頂上の浅間大社奥宮を目指して移動開始。
火口越しに剣ヶ峰を眺める
火口越しに剣ヶ峰を眺めたりしながら進む。



浅間大社奥宮前には9時40分ころ到着。参拝する。しかし昨年あった、皇紀二六〇〇年の戦勝祈願の石がなくなっている。わざわざ頂上まで来た目的の一つだったのに…。どこかにしまっちゃったのかな?
目的の一つがなくなっていたということですっかり気落ち。どっと疲れが出る。剣が峰に登る気力もない。この状態では下山にも支障がありそうなので、さらに仮眠をとって少しでも体力を回復させることに。

しかし頂上は紫外線が強い。もう照りつけられると暑いというよりも痛いって感じ。息苦しくなったり高山病になったりしないけれども、この紫外線の強さで空気の薄さが実感できる。でもそんな中でもタオルをかぶって仮眠。このとき締め付けられる感じがいやで手袋をはずしていたんだが、その短時間で手が日焼けしちゃった。





11時に下山開始。御殿場口頂上に向かう。富士宮口頂上から御殿場口頂上までの間には非常に多くの自衛隊員がいる。戦車教導隊の旗や第一特科隊の旗などが見える。ヘルメットに落下傘マークが描かれているのは空挺部隊。富士学校の幹部レンジャー課程に来ている人たちであろうか。精鋭中の精鋭だね。
で、この自衛隊の方々は別に遊びに来ているわけではなくて、この8月1日に行われた『富士登山駅伝』の運営の為に来ていたのかな?まぁ全員が全員運営に携わっていたのかどうかは分からないけど。自分の部隊のチームを応援に来ているだけってのもいたと思う。

で、この富士登山駅伝って御殿場口登山道で行われているのだ。そう、私が今回下山ルートに使う予定の場所である。別に一般登山客の通行がとどめられているわけではないようなので予定通り下山することにする。
富士登山駅伝
下山はこんな感じ。駅伝の走者が来るたびに登山客は脇によけて走者を通す。
しかしこの登山駅伝のことは知らないまま行ったわけであるが、出場団体の数はせいぜい十数団体だと思ってた。だからそれさえやり過ごせば普通に降りられると思っていた。私が下山を始める前にそれなりの数のチームが山頂で折り返してたみたいだから、もうすぐ駅伝走者は全員通り過ぎて、普通に通行できるようになるとばかり思っていた。しかし実際には参加団体は百以上あったらしい。いつまでたっても駅伝は終わらない。とにかくちょうど下山しようとしている自衛隊の一団がいたので、それについていくことにする。

走者がいつまでたっても掃けないから、走者に道を譲った後、次の走者が来るまでの短い時間に駆けおりる。で、次の走者が来たら止まって脇によける。その繰り返し。「だるまさんがころんだ」状態。
自衛隊と一緒に行動したおかげで、そのタイミングはつかみやすい。人数が多いし声も大きいから、前方から「登り走者きます」とか後方から「下り走者来るよ!進路開放!」とかの合図が飛び交い、余裕を持ってよけることができる。おまけに無線で話してるのも聞こえるから「最終走者(ビリ)の番号ってわかりますか?」「最終走者は○○番です」なんて交信も聞ける。そういうのを聞くと、最終走者とどこですれ違うかわくわくしながら降りるという楽しみも加わる。

さてこのだるまさんがころんだ。楽しいって言えば楽しいんだけれど、本当なら足をいたわりながらゆっくり降りたいのに駆けおりようっていうのだから足の負担が半端じゃない。結局このだるまさんがころんだは七合五勺砂走館近くまで続いた。



駅伝の最終走者をやり過ごしたのち、砂走館に到着したのが12時40分。昨年ここに宿泊した時に聞いたとおり、8月8日で閉館。来年リニューアルするらしい。事実上この日は登山駅伝のための基地状態で、通常営業している雰囲気ではなかったけど、山小屋前のベンチはあいていたのでここで休憩。

休憩後さらに下って七合目で下山道に入る。このころから霧が濃くなってくる。霧の中を砂走の下山道を降りる。足への負担は多少は小さくなっているのだろうけど、すでに過度の負担がかかった後なので、それほど楽には感じない。
六合目付近で御殿場口下山道を離れて宝永山に向かう。とはいっても霧が濃くて景色なんて楽しめる状況ではないので宝永山山頂には向かわず、さっさと火口へ降りていく。去年登るのに苦労したこの道も下りでははるかに楽ではある。しかし足のダメージがすでに大きいため、ゆっくりとしか進めない。その同じ道を登っていく集団とすれ違う。霧の中御苦労なことである。この集団ってツアーっぽかったけど、プリンスルートで登頂を目指しているのかな?
火口底には14時15分にやっと到着。ここから富士宮口六合目まで登っていかなければならない。足にダメージがたまっている状況では、下りよりも登りのほうが体は楽なんだけれど、疲労が蓄積している状況では登りというだけで精神的に相当つらい。麓からの登山なんてむちゃをしていなければ去年のルートよりも、その逆コースである今年のほうがはるかに楽だと思えたのだろうけれども、今回は麓から登るなんてことで体力を消耗しちゃったからねぇ。

そんなこんなで六合目には14時55分に到着。ここまでくればあともう少しである。最後のひと踏ん張りで15時20分に五合目到着。何とか無事下山できたわけだ。到着したころに雨が降り出す。しかし後はバスに乗って降りるだけ。バスの時刻までレストハウスで休憩。



こんな感じで今回の富士登山は終わり。今回はいろいろ問題点も見つかったものの何とか麓からの登山ができたのだから、今回の問題点を踏まえて今後も麓からの富士登山をしていきたいと思う。
次回はメジャーな吉田口あたりを登って、下りは御殿場口オンリーで降りてみようかな。その次は須山口→富士宮口ルートかな。
まぁ、こう言うのって計画を立てるだけでも楽しいんだよね。次回に備えてまた情報収集を始めようかな。



それはそうと、富士山がらみのもう一つのイベント、富士総合火力演習のほうは、今回もはずれだったようだ。本当に誰か連れてってくれないかなぁ。





2010年1回目の富士登山記(1)

2010年1回目の富士登山記(2)
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ジャンル : 旅行

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